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とおめがね


日記鯖システム管理者からのお知らせ

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2009/08/21(金) ネタだと思ってごめんなさい


 はて、slashdotの発言にてこんなのが。
「池田信夫さんを紹介するなら IPv6 不要論と IPv4 アドレスオークションを挙げておかないと。」
 これを見た瞬間、私は完全にネタだと思った。「アマチュア無線不要論と周波数オークション」に引っかけたネタなんだと。と、某所で語ったところ「へ? どこがネタなの?」という反応。
 嫌な予感がして調べてみたら、「IPアドレスは枯渇していない」(池田信夫 blog 2007/6/10)
 うわああああああああああ!
 すいません。ちょっとでもネタだと疑った私が馬鹿でした。ハハハ、まさかそんなご冗談を…とか思ったのが間違いでした。Anonymous Cowardさんの#1626536の発言をネタだと思った事についてこの場にて深く謝罪します。

 ときに、#1626680「客観的な感想」って一体なんだろう。こっちの方がネタなのかな。

2009/08/22(土) 経済学者って身銭で張ってるわけでもなく、予想を外したときに何もしないから競馬予想家より質が悪いと思う。しかも横柄。/コミケお疲れ様でした


 さっすが経済学者。言うことが違うぜ。  欧米における3G普及の遅れがオークションだけの問題ではない事、つまり仮にインフラを日本並みのスピードで揃えることが出来たとしても、端末の問題(欧米ではGSM/W-CDMAデュアル端末は必須であろう)やキャリアとユーザーの移行必然性の問題から日本よりも早く普及することはなかっただろうこと(現時点における過去の評価)は既に述べた通り。
「さらに、これからLTEの敷設計画において、米国700MHz帯オークションで周波数を獲得したベライゾンが最も速いペースでLTEを敷設する計画であるという今後の事業計画から見ても、オークションと新技術の普及に直接の因果関係があるようには思えません。」
 でも、これは何。今後の事業計画ですよね、計画。
 確か3Gの時も、海外キャリアは似たような敷設計画を建てていた気がするんですが。まあ、それはその後のITバブル崩壊によって脆くも崩れ去ったのでございますが。まあ、その途中の経済状況の激変ってのは読めませんやね。予測できていたならオークションでその危険性も含めた額を超えてビッドしませんもんね。池田先生もそう仰ってたもの。オークションで競るってことは、そういった危険性に対する耐性がキャリアの財政的に下がるわけでもありますが。
 しかしまぁ、今後の事業計画はあくまで計画であって、実績でも過去に起こった事実でもなんでもないよなー。

 過去の事例から未来に対して用心することと、担保の全然ない今後の事業計画とやらを丸呑みしてそれを未来に起こり得る事実であるかの様に語ることのどっちがまともな姿勢と言えるんだろう。確かに未来を確実に知る方法なんかあるわけもないが、経済学ってのはそういうのが許されて、かつ自分の方が合理性がある(または自分以外は合理性がない)とか言える学問なんだっけ。だとしたら楽でいいなぁ。

 そういえば、この学者さんは2007年の2.5GHz帯配分のときの審査をいろいろ評価されておりまして、「代替案は必ずしもオークション方式だけではなく…」とか「オークション理論や制度設計についてはいまだ不勉強であるが、今後の研究課題の一つとして含めておこうと考えている。」そうなんだが、2009年の現在、ここまで研究された結果として、実際、周波数オークションをやるべきなんですかやらないべきなんですか。どうでもいいけど、今はオークションをやっていないわけで、池田先生の様に「株式市場で損をしたからといって、株式市場をやめろというのと同じ」などという変な例えだけはしないように。今は、その株式市場すらないんです。

 ときに、多分ですけど、この700MHz帯のオークションでいい面の皮だったのはベライゾン・ワイヤレスだと思います。本来ならオークションで最高値をつけて落札したわけで、落札者の権利としてそれで独占的に事業を行えるはずが、googleがFCCに「オークションで落札した奴には網を開放するよう義務づけてくれ」ってのが通っちゃったからさあ大変。
 googleはベライゾンがベライゾンの金で作ったレールの確認作業が終わった後に悠々とMVNOで入れば自らのサービスをできるわけなのでございまして、ベライゾンは公共土管屋をやらされるという羽目になりかねないのです。サービス主観で考えれば、インフラの維持なんてやってられませんわね。手間もかかるし。
 しかも、それは土管がちゃんとしていればの話。W-CDMAだって実験段階ではOKだったのが、本サービス前にいいだけゴタゴタしたのを忘れてはいないかな? LTEがすんなり導入できると思える? ドコモがW-CDMAで半年間「試験サービス」なるものをやっていたのは何故だった?
 そういった意味で、あのオークションで本当に勝ったのはgoogleとその他700MHz帯(もしかすると新方式)で何かの無線通信サービスをやりたかったが、全米を網羅するインフラを整備する金と手間とオークションに払う金が惜しかった企業です。FCCにあの条項を認めさせた時点で勝ったも同然。入札だってまともに参加してないと思いますよ。良かったね! 無駄金投資せずに済んで! あとは、ベライゾン・ワイヤレスとAT&Tが計画通りやってくれることを祈るだけだ! まあ、失敗しても当事者以外は別に困らないだろうけど。

●コミケお疲れ様でした
 ようやく、こういう事が書ける心の余裕ができたので。
 二日目はO列(つまりが東方ですわ)から1ホール側と、P列(つまり同人ソフト島)から東3方面が全くの別世界。東1ホールさえ無視してしまえばいつもの二日目でございました。まあ、東2−3ホールの入り口から外までホールを縦断するようにびっしり列ができたのは壮観であり傍迷惑な光景でありましたが。通路を塞ぐなっての。
 三日目はいつもの三日目。二日目に比べれば全くの天国。やはり三日目に来る人間は違う。年期と経験とそれを活かす術が。
 コミケでの作法問題は疲れたから今のところは書きません。
 理由は、そういった作法だの注意事項なるものはちゃんとしている参加者は読んで備えたり、先達から伝授されたりして既に知っているから過失以外では抵触しない。んで、守らないとか問題になるやつっていうのは最初からそういうのを読まない。もしくは読んでも自分の事だとは理解できない。もしくは故意にそういう行為に出る。
 故に、そういうのはうちみたいのが書いても無駄。

2009/08/28(金) 「絶対出ない」と言わない限りは出るかもしれないし、出ないかもしれない


 ZDnet Japanの記事にこんなものが。「NTTドコモはiPhoneを諦めない――となると、ソフトバンクは?」

(答え) どうもしない。

 私もiPhone 3G発売のときに初代iPhone(GSM)のときの海外キャリアの動きが頭にあって分析をミスった経験があるのだが、iPhone 3Gを現在扱っているキャリアの中には独占的契約というか排他的契約というかそういう文言(exclusive)をプレスリリースに使っているところが少ない。ソフトバンクについても同じことが言える。(ここの辺りの件については 2008/6/5の「ソフトバンクは大丈夫なのか(補足:大丈夫そう)」を参照のこと。)
 ちなみに、ソフトバンクとアップルの契約が排他的なものであったとしたらソフトバンクがそう書かない理由がないので、少なくともiPhone3G発売時点では排他的契約ではないのだろう。
 exclusiveですよっていうのを明言するのは「他のキャリアでは使えないから待っても無駄ですよ」ということと同義であるからして、排他的契約を本当に結んでいるならばそう言わない理由は営業上ないのだ。
 また、Appleから明確に拒絶されたわけでもない限り、「iPhoneをあきらめてはいない」という事も営業上言えるし契約上ひっかかることもないという話。

 ちなみに、私が考える「ドコモがiPhoneに積極的でない理由」は2009/7/12のエントリの最後にある通り。